この度、岐阜薬科大学に「生体再現学研究室」を開設いたしました。まずは、無事にこの日を迎えられたことを大変嬉しく思うとともに、関係者の皆様には厚く御礼を申し上げます。
 当研究室は、岐阜薬科大学のサテライト研究室であり、舩戸道徳 先生(特任教授)、久世祥己 (講師)の教員2名の体制で先ずはスタートいたします。以下、簡単なご挨拶をさせていただきます。

 私はこれまでに、学生時代には岐阜薬科大学 原英彰教授(現学長)のご指導の元で学位を取得し、その後、2018年から博士研究員として、東京大学医科学研究所 谷口英樹教授の元で、臓器の発生解析やヒトiPS細胞由来の“ミニ臓器”(オルガノイド)の研究について学んできました。私は元々、なぜ、どのように臓器あるいは個体(生物)が安定的に発生するのか?すなわち、発生の仕組みや“堅牢性”(特殊な環境変化などの影響を受けないようにする性質)に大変興味を持って研究を進めてきました。その中で、谷口先生の研究室において、ヒトiPS細胞由来の“ミニ臓器”という再生医療や創薬への実用化を目指したバイオテクノロジーについて深く知り、「自分の興味の根源である臓器発生に関する解析を活かして、ヒトに届くまでミニ臓器の実用性を高めたい!」という想いが生まれ、ここ数年の研究(人生)の熱量の源になっています。そのような想いを胸に、“体の中の現象を再現することによってヒトミニ臓器の機能を向上する”あるいは“ヒトミニ臓器の培養系を改良して生体を再現する”等の事を実現して、再生医療や創薬に繋げることが「生体再現学研究室」の目標です。当研究室にご興味を持たれた方は是非ご連絡いただければと思います。

 以上、当研究室の開設にあたり、この場をお借りして関係者の方々に感謝の意を述べるとともに、簡単なご挨拶とさせていただきます。

2025年10月6日
生体再現学研究室 講師
久世 祥己